3日目 秋山郷最奥の切明温泉~蛇淵の滝~前倉橋~見倉橋へ
カヤの平高原から秋山郷切明温泉への道は、まさに今紅葉真っ盛り、
バスは、そのいい展望台となりました。
秋山郷は、深い谷間に点在する信州の切明、小赤沢など5集落と
越後の大赤沢、前倉、結束、見倉など8集落、計13集落の総称です。
山深い陸の孤島であったがゆえに、かっては平家の落人の隠れ里でもあったという
秋山郷の、最奥に位置するのが、切明温泉です。
鄙びた温泉を予想していたわりには、新しい村営の雄泉閣で昼食です。
岩魚の塩焼きに、こごみの胡麻和え、うどの煮物など、嬉しい山菜料理を頂き、
温泉にも入浴できました。
河原では石をどけて、砂を掘ると、下から熱い温泉が湧き出てきますので、
露天風呂を楽しむ人達もいます。
念願だった切明温泉入浴を果たして、次は新潟県側の秋山郷に向います。
蛇淵の滝です。展望台までは急な斜面に階段があって、どんどん降って行きます。
帰りの昇りが気になりましたが、仕方ありません。
狭い展望台ではゆっくり写真を撮る暇もなく、次の人と交代です。
紅葉にはちょっと早いかな?
バスに乗って、次は紅葉の名所の前倉橋に向います。
狭い山道の道路では対向車との交代に、見ていてもドキドキです。
折角の名所も、今年の暑さには降参…のようです。
2006年の紅葉とは大違いでした。
次は見倉橋です。ここには対岸の集落との通行のための、吊橋がかかっています。
吊橋は1回に500Kgの重量制限ですので、8人づつが渡ります。
恐そる恐そる渡る人、途中で止まってしまう人、私はやっとカメラ撮影が出来ました。
ちょっとだけの動画ですが、水の音が凄いです!
晩秋の日暮れは早いです。見倉橋を最後に秋山郷ともお別れです。
収穫の終わった越後の山間の山村風景を眺めながら、また出発地の松本駅まで、
だんだん遠くなって行く鳥甲山を後にして、千曲川沿いを走ります。
列車、バス、タクシーを乗り継いで、長かった2日間のツアーが終わりました。
さいわい行き届いた添乗員さんにも出会えて、
無事秘境を訪ねる旅を終えられ、ほっとしております。
最後に同行の友人のYさん、 あなたの気転と、添乗員Kさんのお陰で、
今回の旅に間にあえたこと、心から感謝です。 有難うございました!