目白の椿山荘の真向かいにある「東京カテドラル聖マリア大聖堂」の恒例のクリスマス・コンサートに行ってきました。 今年はチェコの有名な「プラハ・バロック合奏団」の演奏です。 総員10名の正統派バロック・アンサンブルの奏でる荘重なバロック音楽の数々は、天の声にも似て大聖堂の高い広い空間に響き渡り、殊に妙なるオーボエの音色には自然と頭の垂れるような至福のひと時でございました。
庭には、1911年にフランス人宣教師によって建てられたという、実物大の「岩壁のルルド」がライトアップされており、今なお多くの信仰者の祈りが捧げられていました。
本日のプログラムは、 ビバルディ 「四季」より”冬”や、マルチェロ作曲のオーボエ協奏曲、 バッハの「G線上のアリア」ほか、チェンバロの入った名曲など、バロックらしい選曲で始まりました。途中休憩後は、バッハやグノーの「アヴェ・マリア」から賛美歌、クリスマス名曲など、聖夜にふさわしい演奏を十分に味わうことが出来ました。 終演後、同アンサンブルの「クリスマスの贈り物・プラハ・バロック・アンサンブル」のCDを購入してきましたので、その一部をお聴き下さい。