萬燈会は、毎年11月23日の勤労感謝の日の前後2日間に行はれています。 萬燈会は、み仏に萬燈を捧げて日頃のご加護を奉謝し、一切精霊の追善菩提と私達の諸願成就を祈る 大行事だそうです。 この日は五重塔の各階層の屋根に沢山の燈明が灯され、五重塔の塔院や周囲の広場にもろうそくや 浮き燈明なども飾られて、午後5時には夜の闇のなかでの塔婆供養が始まります。 紅葉の美しい高幡不動の五重塔を中心に、夜空に赤々と灯されるお燈明の中でとり行なわれる僧侶の 行列や護摩供養は、荘厳にして厳粛なもので、私もご先祖様のご供養をお祈りいたしました。
またこの日は高幡不動参道付近では「たかはたもみじ灯路」がともされ、丁度満月に近いお月様も 雲間からお顔をのぞかせてくれました。 法要のあとにはクラシックのコンサートや「嵯峨御流」のいけばな展も開催されて、見事な演奏や 作品展も楽しんで帰りました。 その様子は次回にゆずることにします。